資料請求
再受験
中高一貫高校部コース
高卒部コース
トップページ > 合格実績 > Campus Report > Campus Report 聖マリアンナ医科大学
東京女子医科大学 医学部
2015年合格ライン 代官山MEDICALMonthlyTest
245/400点
①授業、カリキュラムについて
女子医の授業は、月曜から金曜まで週5日、一コマ70分で、午前に2コマ、午後に3~4コマあります。カリキュラムは前期、後期という表し方ではなく、セグメントsegmentと表現します。一年の4月から7月までがSegment 1(通称S1)、9月から2月までがSegment2となっていて、卒業までがSegment10で区切られています。
出欠に関しては非常に緩いように感じます(笑)座学は自由席で、出欠は、基本的に、授業終了時にその授業で習ったことに関する質問をされ、その答えを配布された用紙に記入して提出することで確認されます。アナログすぎて驚きました(笑)出欠が厳しいものは、実習、人間関係教育(後述)、PBLテュートリアル教育(後述)です。この三つへの出席率が余りに悪ければ、どんなに成績が良くても留年の可能性があるらしいです。
<昭和薬科大学附属高校>
石原 瑶子さん

女子医はひと学年110名ほどなのですが、クラスなどはなく、座学の授業はすべてその全員で受講します。実習は出席番号順で後半と前半のふたつに分かれることが多いです。また少人数で行う実習はそのほとんどが高学年まで出席番号で区切られるので、入学時の出席番号周辺の子たちとは本当に長い付き合いです。年度によって変わることもあるらしいのですが、今年の六年生はポリクリも出席番号順だったようです。

②特徴のある教育

 他大学との大きな違いのひとつに、教養科目がほとんどないことが挙げられます。必修の教養科目がない代わりに、1年次から四年次までの間に6コマの選択科目を受講します。最短で2年の前期までにはその単位を取ることが可能です。選択科目には、語学を始め、化学実験や医療訴訟問題、経済学、数学、法学といった多岐に渡るおよそ20講座があり、興味のあるものを自由に受講することができます。
実習に関して、S1では主に化学系の実験やラットの解剖がありました。女子だけということもあってか、実習にはみんな意欲的です。男性に頼る、という選択肢がないため、それぞれが積極的に実習に取り組んでいます(笑)そのような姿が、女子医大の目指している女性の自立にも繋がるのでしょう。
S2の今は組織実習の真最中なのですが、顕微鏡を覗いてはスケッチをしての繰り返しでなかなか辛い実習です。しかし実習はどれもアットホームな雰囲気のなか進められ、先生との距離がとても近く、質問対応もすぐにして下さるので座学よりも知識を定着させやすいのでなんだかんだ楽しいです(笑)
面接対策ではこれでもかというほど、テュートリアルの大切さを教わっているかと思います。わたしも受験生当時、そのテュートリアルが一体何なのかよくわからないまま面接に挑んだのを今でも鮮明に覚えています。しかし第1~4学年の学習の約4分の1がテュートリアル教育であることからも分かるように、本当にテュートリアルを大事にしている大学だということを実感しました。
1990年に女子医大が日本で初めて導入したテュートリアル教育では、ランダムに7,8人ずつが約15グループに分けられます。グループにはテュータと呼ばれる先生が一人ずつ監督としてついて下さいます。知識を教えてもらうのではなく、個人とグループがうまく機能して問題解決に至るように助言をして頂きます。
まず学生に問題点を自分で見つけるきっかけとなる4、5行程度の課題文が提示され、それについてグループ全員で疑問点などを挙げていき、意見や情報の交換をし合います。ひと課題あたり4回分のテュートリアルがあり、疑問点を次回までに図書館やインターネットなどで個々人が調べてきます。基本的に、テュートリアルのテーマは座学とリンクした内容になっていて、よい復習、予習の時間となっています。また、グループで議論することで、自分とは異なる視点から物事を捉られ、様々な考え方を吸収することのできる素晴らしい時間です。
S1初回のテュートリアルは、発声、声変わりについての課題でした。入学早々、医学的なテーマに触れられるとは思ってもいなかったので、学年全体が楽しみながら調べ学習をしていたように思います。
また、一年次では、S1とS2で班員とテュータの先生が変わります。大抵のグループが、変わり目の時期に、テュータの先生にご飯に連れて行っていただきます。普段の授業中では話しきれないプライベートなお話や先生のキャリアについて聞いたりすることで、班員とはもちろん、先生ととても仲良くなれます。

日本 唯一の女子医学校ということもあり、女性医師の生き方について考えさせられる機会に本当に恵まれています。特徴的な授業に医師としての人間性を醸成するカリキュラムである人間関係教育というものがあり、卒業生だけでなく、早稲田との共同研究所であるTWINsや他大学の講師から、とても充実した生の声を聞くことができます。また卒業生の多くがキャリアを継続する風土を持っているため、学内・ 院内には多くの卒業生の姿を目にすることができます。学内・学外の先輩による教育を通じて、自分がどのようにキャリアを継続するかのビジョンを持つための学習機会が1年次から多く提供されています。特に、女性医師がどのタイミングで結婚、出産を迎えているのかは誰しもが気になる問題だと思いますが、たくさんの卒業生が様々な生き方をお話しして下さるので非常に参考になります。

③試験について
 女子医では試験はこまめには行われず、まとめて一気に行われます。1年次では主に、"正常"な人体の生理的な機能について学んでいます。S1では7月初旬に人体の成り立ち、細胞を構成する物質、細胞の成り立ちという3科目の試験がありました。数学や物理などの教養科目がないため、他大学と比較して、とても少ない科目数だったと思います。
S1の試験内容は、大学受験生物と化学に少しだけ新しい内容が加わった程度のもので、試験勉強に関しては圧倒的に生物受験者が有利でした。S2では11月に組織、12月に骨、2月に7科目の試験が待ち構えています。ひと科目あたりの勉強量は多いですが、一年中ずーっと勉強しているわけではなく、試験一ヶ月前からやればこなせるので、テストがない時期には部活と遊びに大忙しです(笑)また、膨大な知識を記憶し関連付けながら理解していく方法がまだ身についていないS2が最も大きな山場だと言われていて、S2からS4を乗り切ることができれば、その後はほぼ留年はしないという噂です(笑)
また特に部活の先輩からは、試験関係の資料をたくさん頂けます。すべての講義が面白くて分かりやすいわけではもちろんないので(笑)先輩からのまとめノートなどは本当に助かります。
そして高学年になるにつれて、大学に泊まり込みで試験勉強をする学生も増えてきます。大学受験のような個人個人の勝負ではなく、情報を共有し協力しながらみんなで乗り越えるものが大学の試験です。だからこそ、個人で記憶を定着させる時間以上に、グループで学習する時間も必要です。

④学生生活について
 今年の入学者は、現役47
(指定校推薦16名、公募推薦21名、一般10
)、一浪25名、二浪24名、三浪9名、四浪以上4名、大卒1名でした。また6人の留年生もいます。それぞれの括りで、ご飯会などが定期的に開催され、同じ境遇の仲間たちで交流を深めています。またそれだけでなく、学年全体でも、BBQをしたり、ハロウィンパーティーをしたりととても充実した学生生活を送っています。
医大生になって初めて知ったのですが、想像以上に多くの学生が信じられないほど真剣にスポーツに取り組んでいます。部活動をするメリットは、第一に体力や忍耐力がつくこと、第二に他大学を含め縦と横のつながりが格段に増えることが挙げられます。 女子医大生の多くも運動部に所属しています。私の所属しているバレーボール部は、東医体の他、関東医学部のリーグと医歯薬リーグに出場していて、1,2ヶ月に1回は試合があります。また、他大学ではOBがコーチをされることが多いようですが、女子医大には男子の卒業生がいないため、早稲田や理科大などからコーチが来てくれます。

また運動部のほとんどは、夏頃に学年会と呼ばれるものを開催します。同じ年に関東近辺の医学部に入学し、同じ部活に入った仲間たちが一同に集い、交流を深めます。理由は良く知らないのですが(笑)、例年、その会の初回の幹事は女子医大が務めています。
私もつい先日、第一回学年会の幹事を務めさせていただきました。日程決めから始まりやることだらけで大変なこともありましたが、終わってみれば本当に良い思い出です。およそ15校の方々が参加してくださり、情報交換をしたりしながら有意義な時間を過ごしました。
そして文化部との兼部をしている学生もとても多く、外部の学生医療団体に所属している人も沢山います。そのような団体に所属し、様々な会にすぐ足を運べることは関東圏の大学に通う最大のメリットかと思います。
部活がない曜日にはバイトをしている子もたくさんいます。家庭教師や予備校のテューターをしている子が多いです。3,4年生でも飲食関係などでバイトをしている先輩も多いので、時間の使い方さえ間違わなければ、勉強ばかりの医学生生活にはならなさそうです(笑)

⑤入学試験について
 女子医の面接では、事前に書いた自己PR文を元に話が進められます。従って、当たり前ですが自分で書いた文章についてはどこを突っ込まれてもしっかりと答えられるようにした方がいいですね。偶然かもしれないのですが、入学後友人たちに聞いてみたところ、中高でやっていた部活の顧問をされている教授が面接官である可能性が高いように思います。わたし自身も、中高で所属していたバレーボール部のことについて自己診断書に書いたのですが、面接官に、(大学でもバレーする?)(もしやるなら一緒に出来るなあ)なんておっしゃって頂き、場の空気がとても和みました。

その他にされた質問には、得意科目と苦手科目を聞くものもありました。面接官の手元に一次試験の結果があるようで、試験の得点と私の返答を比べて納得の表情をしていました。ですので、試験の手応えとあまりに異なることを言うと突っ込まれるかもしれません(笑)

入学試験はどれも基本的な問題ばかりで決して難しい問題ではないので、本番の緊張感が高まる中、どれだけミスをせずにみんなが取れるところを落とさないかにかかっています。入学者に聞いてみても、特に2014年度入試の数学では満点か1問ミスしか許されないものだっと思います。

⑥女子医に入学して
 正直、受験生のときには女子大へ通うことに大きな抵抗があった共学育ちの私が、いま、女子医大の楽しさを伝えることになっているなんて驚きを隠せません。私の未来を知ってか知らずか(笑)、夏頃の三者面談で、石井先生に[女子医へは行きたくないの?]と聞かれ、私は[女子だけなんて死んでもいやです、行きたくない(笑)]と即答したことを覚えています。しかし今では、あのとき女子医大を全力で受験して良かったと思っています。想像していた大学生活とは大きなギャップがありました。校舎はお世辞にも綺麗とは言えないし、部活一色の毎日(笑)それでも、女子医大へ入学することができ、充実した毎日を送ることができ、私は幸せです。みなさんにも、受験校を軽い印象で行きたいとか行きたくないとか言って狭めてしまうのではなく、様々な可能性に挑戦してほしいなと心から思います。

⑦最後に
 私は受験中も、自習室へ行くことを欠かしませんでした。空き日も、入試当日も、合否が出る日も、コンスタントに自習を続けたことが合格に繋がったと思います。一次試験が始まるほんの1週間前、金谷先生とのマンツーマンで基礎事項の復習をしてもらっていました。本番間際なのに、初めて聞く単語があったんです。その事実に驚いたのもつかの間、なんとその分野が女子医大の入試で出題されたのです。最後の最後まで勉強を続け、自分自身を高めていくことの必要性を身にしみて感じました。あのときの頑張りがなければ、今ごろ、わたしはまだ浪人生だったかもしれません。

本番まであと僅か数ヶ月。このたった数ヶ月の、意識の持ち方や時間の使い方で、結果は大きく変わります。体力的にも精神的にもつらい時期だとは思いますが、悔いが残らないように最後まで諦めることなく頑張って下さい!今年で絶対に決める!という強い意志こそが、春の笑顔をつくるでしょう。応援しています!女子医への入学を心待ちにしています。そしてぜひ、バレー部へ入部してくれるととても嬉しいです(笑)



東京女子医科大学 DATE
〒162-8666 東京都新宿区河田町8-1
Tel.03-3341-7318


医学部が求める入学者像

1.きわめて誠実で慈しむ心を持つ人
2.礼節をわきまえ、情操豊かな人
3.独立心に富み、自ら医師となる堅い決意を持つ人
4.医師として活動するために適した心身ともに健康な人

建学の精神
「高い知識・技能と病者を癒す心を持った意志の育成を通じて、精神的・経済的に自立し社会に貢献する女性を輩出すること」


アドミッションポリシー
自らの能力を磨き、医学の知識・技能を修得して自立し、「至誠と愛」を実践する女性医師および女性研究者となるために、学習者自身が問題意識をもち、自らの力で知識と技能を発展させていく教育を行います。
医師を生涯続ける意志を持ち、幅広い視野を身につけ、自ら能力を高め、問題を解決していこうとする意欲に燃えた向学者で、以下のような人材を求めます。