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Special Report 日本医科大学 入試ガイダンス

藍川 先生(日本医科大学) 去る7月31日(水)、日本医科大学学事部教務課 マネジメントサポート・スタッフである藍川伸雄先生によります、入試ガイダンスを行いました。日本医科大学の入試担当官である藍川先生から、直接学校や入試概要について説明していただきました。生徒達は熱心に耳を傾け、積極的に参加をしていました。
日本医科大学の魅力的なカリキュラムや楽しそうな学生生活の様子に、生徒たちも医学部生活の具体的なイメージが湧いたようです。

■日程:2013年7月31日(水) 16:30~17:30
■講師:藍川 伸雄先生

(日本医科大学学事部教務課マネジメントサポートスタッフ)

■アジェンダ
  1. 日本医科大学の概要
  2. 大学生活について
  3. 入学試験について
  4. 学納金について
  5. カリキュラムについて
  6. 学生サポートについて
  7. 質疑応答

■ガイダンス内容(抜粋)

1.日本医科大学の概要

千駄木は、第二次世界大戦での東京大空襲を免れたことから昭和からの歴史ある街並みが残っており、大学周辺は景観を守るため高い建物が立っていない地域であり都心にありながら閑静な地域です。また、東京大学をはじめとする多くの大学が集まっており、教育機関の多い街でもあります。
私立医科大学29校の中で日本医科大学は、今年で137年を迎える私立医科大学最古の大学です。故に、卒業生も多く、全国各地ならず世界各地で活躍しており、同窓生が固い絆で結ばれています。特に著名な卒業生として野口英世先生や東京女子医科大学を設立した吉岡先生も本学の出身者です。
日本医科大学は、大学全体の職員数が4500人、医師、看護師、検査技師等を含め、4500人と大きな組織です。現在、新病院を建設中で来年の7月に完成予定です。入学後1年目から手術や診察の様子を新病院で実施する予定です。日本医科大学には4つの付属病院と、3つのクリニックがあります。本院は約1000床、千葉北総病院が600床、ほか日本医科大学武蔵小杉病院、多摩永山病院があります。5年生の臨床実習の際は、付属の4病院をローテーションで回ります。また、千葉北総病院ではドクターヘリを日本で一番最初に導入しました。一日の出動回数も全国トップレベルで、学生の実習でも最先端の救急医療を経験することが出来ます。

2.大学生活について

学後、ほとんどの学生がクラブ活動に加入し、いろんな活動をして交友関係を広げています。運動部が26団体、文化部が11団体、同好会が5団体あります。アイスホッケーやハンドボール部は特に強豪であるほか、ハルモニアオーケストラ部は芸術大学のトレーナーにレッスンを受け、演奏活動をしているレベルの高い部活です。また、文化部の中には救命救急を通じ広く社会に貢献するため、地域の学生さんや小さいお子さんに蘇生術を教え、社会貢献している同好会などもあります。学園祭でも、グラウンドで地域の方との交流を兼ねた催しとなっております。また、学生による血圧やバイタルの測定を行って医学部ならではの学園祭の雰囲気となっていますので是非ご見学にいらしてください。

3.入学試験について

日本医科大学の学是は「克己殉公」です。「医者というものは、自分のためにも働くが、時にはわが身を捨てて人のために尽くす」という気持ちが一番大事だと思います。当校の面接では、こういった気持ちを持つことができているかを確認させていただいております。教育理念は「愛と研究心を有する質の高い医師と医学者の育成」です。アドミッションポリシーを含め、こうした資質が備わっているのかを小論文や面接で評価します。
平成26年度の入試は、1次試験が2月3日(月)に行われます。場所は日本獣医生命科学大学または日本赤十字看護大学となっていますが、例年日本獣医生命科学大学の1か所ですのでそちらのつもりでいてください。2次試験は2月13日と14日で、日本医科大学千駄木校舎で行います。
入試科目は英語・数学・理科で、理科は化学・物理・生物より2科目選択です。配点は英語300点、数学300点、理科が400点の合計1000点満点です。1次試験の合格ボーダーラインは非公表ですが、6割前後がボーダーと考えてください。2次試験は小論文と面接で、2日間から試験日を選択できます。小論文試験は時間が60分、昨年は600字以内でした。課題に対して論述する形式の問題が多く、課題となる問題は短文・中文・長文と、一定の傾向はありません。また、面接はグループ面接と個別面接があります。グループ面接では、学生6人で1グループとなり、面接官が3となります。面接テーマが示され、そのテーマについてディスカッションしてもらいます。基本的にはテーマについて1人につき1~2分意見を述べてもらい、その後ディスカッションを行います。グループ面接と個別面接の間には10分休憩があり、その後受験番号順に1人10分面接します。終了次第帰宅できます。
去年の志願者は1,937人で、実際の受験人数は約1800人です。1次合格者は395人で、正規合格者は定員と同じ114人です。辞退者が出た場合は補欠として成績順に繰り上げます。2次試験の合格発表の際、補欠者115番以下の方を成績順に貼り出すので、参考にしてください。昨年は260~270まで繰り上がりましたが、毎年異なります。国公立の合格発表後に繰り上がりやすい傾向があります。
志願者は2000人弱で、他の医学部と比べると一般入試しかしていないので少なめです。今年の入学者は男性80名、女性34名で、男女比は7:3でした。志願者は男性が1297名、女性が640名で、毎年7:3くらいで収まっています。性別などによる不利は一切ありません。入学者の現浪比は、現役が32人、28%、一浪が49人、43%。残りが二浪・三浪です。三浪以上には大卒者も含みます。今年度は現役の入学比率が約8%上がりました。入学者の出身地は東京・千葉・埼玉・神奈川の一都三県で約80%を占めていて、ほとんどの学生が自宅から通学しています。

4.学納金について

今年度少し学納金を値下げしました。初年度が43万値下げして、545になりました。私立医科大学の中では7番目に安い学費となり、6年間で2770の学費となります。また、教育スタッフも充実しており、日本医科大学は大学院も含めて913人教員がいます。学生一人当たりの教員数は、本学は学生1人に対して1.3人程度です。日本医科大学は単科大学ですので、他大学以上に教員が密にかかわっていきます。本学の場合は付属病院を建設中であり、近々に大幅に学費を下げることは難しいため、いくつかの奨学金制度や特待生制度で修学支援を実施していますので是非ご利用ください。今年から新入生用の奨学金を新設いたしました。平成25年度は、100万円ほどを希望者にお貸し出来ました。在学生には、年間5000万円の予算で奨学金の貸し出しシステムがあります。今年度は20人に貸与をして、平均250貸与できました。この奨学金の特長は、無利息であること、在学中のみならず、卒業して2年間研修医として勤務するまでの返済が猶予されるため、8年間の返済負担は一切ありません。また、父母会奨学金も同様の取扱となります。また、金利支払いはありますが、銀行と提携した、特別学資ローンがありますのでご相談ください。また、特待生制度もあり、正規合格者の上位30人は初年度の授業料が全額免除されますので、6年間の学費が更に抑えられます。

5.カリキュラムについて

入学すると基礎科学が中心に学びますが、低学年から医療現場を見るといった実地演習授業もあります。 1年生の時は、武蔵境キャンパスで基礎科学を学びます。2年生の時は基礎科学の一部がありますが、臨床医学を学ぶ前に解剖実習棟の基礎医学を学びます。基礎医学の授業では、実習が多くなります。また、医学の専門の勉強が始まりますので、いくら時間があっても足りないくらい勉強しているようです。3年生までは基礎医学の衛生学、薬理、生理学等を学びます。3年生の後半から4年生では、循環器、呼吸器、心臓血管、脳神経などの専門的な臨床コースを学びます。また、3,4年生の時に研究室配属が授業の一環として組まれています。3年生は基礎配属で、基礎医学教室の中からテーマを選択し学習します。研究テーマを学会で発表する学生や、英文で論文を書く学生もいます。また、臨床配属もあり、研究室だけで臨床現場でも臨床医と研究するカリキュラムもありますので研究マインドを持った医師の養成の一助になっています。基礎配属や臨床配属をつうじ教員と学生との距離が縮まりますし、卒業してからも教員と学生の関係が良いのも日本医科大学の特徴と言えるでしょう。5年生からは各病院での実習となります。実際に患者さんに触れ、医師とチームの一員となって患者さんの治療にあたります。そのためのスキルと知識が身についているかを確認する試験があり、準国家試験のようなものでどこの医科大学でも行う試験です。CBTというコンピュータを使った試験は最低限の知識があるかどうかを確認する試験、OSCEは診察の技能や態度を確認する試験です。大学の中にシミュレーションラボがあり、実技の練習はそこで徹底的にやります。また、医療面接試験もあります。この試験に合格すると5年生から病院実習に出られることになります。実習では、実際の診療スタッフと一緒に、診療しながら勉強をします。3~4人に1人先生がついて、実践的に指導します。国家試験が近年変化してきて、臨床の現場で学ぶことが多く出題されるようになりました。実際の知識だけではなく、症状からいろんな病気を読み取る力をとても重要視する試験に変わってきています。それもあって、実践的な実習は非常に大切です。5年生は1年間実習を行い、それぞれの科で評価を行いクリアできれば進級ができます。6年生は、国家試験と卒業試験がありますのでそのための学習を進めます。また、6年生の1学期にも病院実習があります。この実習では、海外の病院で実習することも可能です。医療班の一員として、海外で臨床実習ができるカリキュラムもありますが、一定の英語力が求められるため、学内の成績とTOFELの成績の基準を満たしていることが条件です。また、英語による回診の授業もあり、国際感覚にすぐれた学生の育成を目指しています。
卒業すると初期研修が2年義務づけられています。研究者になる場合も、初期研修が終わってから大学院に進んで研究者になります。ほとんどの先生は初期研修が終わると後期研修に進みます。各病院にいろいろなプログラムがあります。自分たちが研修医になりたいときに、将来どういう道に進みたいかを思い浮かべながら各病院のプログラムを見て、いわゆる就職先を探します。

6.学生サポートについて

学生アドバイザーという制度があり、各学年2人一組でペアになり、1年生から6年生までが1つのグループになり、年2回情報交換会をしています。年に2回、食事をしながらいろんな話をする会もあり、ここで普段言えない悩みを先生や先輩に打ち明ける学生もいます。

7.質疑応答

Q.日本医科大学で英語について入ってからやってることってありますか?

A. 英語学の授業は1年生の時にしかありません。2年からは、授業の中に英語を取りこみます。医学英語は一般的な英語とは少し違いますので、そのような方針で教育を行っています。

Q.クラブ活動ってどんな学生がだいたい何年時まで続けてますか?

A.6年時まで続けている生徒もいますが、5,6年の成績下位20人は部活動はできません。両立してる人もたくさんいます。

Q.2013年度の入試で数学の傾向がだいぶ変わったようですが、合格最低点は上がりましたか?

A.56~57%から、60%前後まで上がりました。

Q.入試において科目ごとの二段階選抜はありますか?

A.合計点のみで合否を決定します。

Q.面接と筆記試験の比重はどのくらいですか?

A.非公表ですが、面接と小論文のウェイトは決して少なくはありません。人物面も重視しております。

Q.グループ面接において、静かな人は不利とかうるさい人が不利とかそういった傾向はありますか?

A.面接官は経験豊富な教員です。いろんなケースを見てきている方ですし、研修もしていますので、公正に判断いたします。