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Special Report 東海大学医学部 入試ガイダンス

原先生去る7月28日(土)、東海大学 伊勢原教育計画部事務室長 原先生による東海大学一般入試及び一般編入試験の入試ガイダンスを行いました。大学の先生による直接の学校説明や入試概要説明に生徒達は熱心に耳を傾け、質疑応答では予定時間をオーバーするほど積極的に参加をしていました。東海大学では大きな入試変更点があり、「二次試験の導入により試験の難易度が変わるのか」など具体的な質問が生徒からあがるなど、先生からの具体的な入試概要の説明に生徒たちも実際の入試に対して現実味を覚えたようで、より引き締まった表情を浮かべていました。

■日程:2012年7月28日(土) 15時~16時
■講師:原義徳先生(東海大学伊勢原教育計画部事務室長)
■アジェンダ

  1. 医師になるまでの道のり
  2. 医師に必要な基本的能力
  3. 東海大学の概要
  4. 医学部概要
  5. 医学部のカリキュラム
  6. 海外留学制度
  7. 臨床研修制度
  8. 入学試験
  9. 学費
  10. 質問対応
  11. 東海大学2013年度変更点

■ガイダンス内容(抜粋)

1.医師になるまでの道のり

東海大学では1~4年生で基礎・臨床医学およびコミュニケーション力や患者さんを思いやる心を育てる人間教育を行っています。その上で全国80の医学部で行われている教養試験(CBT・OSCE)を4年生終了時に行っています。これに受からないと臨床実習にはすすめないというルールにしています。5・6年生で臨床実習をすると6年生で卒業試験をうけていただき、その2月に医師国家試験があります。これに合格すると医師免許を取得することができますが、2006年後2年間の臨床研修が義務化されています。また、3年~5年間は耳鼻科や内科などの専門科で勉強しなくてはなりません。大学に入ってから11年間~13年間はこのような研修プログラムに参加しなければなりません。
医師としての職業は臨床医師だけではなく、医学研究者、医学部教員、公衆衛生、官僚、医療訴訟の弁護士等ありますが、東海大学では臨床の医師を中心としてやっていこうとしています。

2.医師に必要な基本的な能力

医師としての職責、患者中心の視点、コミュニケーション能力、チーム医療、総合的診療能力、地域医療、医学研究への志向、自己研鑽ができるようにすることの8つが医学教育にもとめられています。

3.東海大学の概要

1942年創立で、全国に10か所キャンパスがあります。その中で医学部がある伊勢原キャンパスは、神奈川県の伊勢原にあります。東海大学には約80の学科があり、医学部医学科がその1つです。医学部は単科の大学がありますが、こういった多様な学部の学生と勉強することもいいことかなと思っております。全学部では3万人くらいの学生がいて、教員も1万人くらいいます。
東海大学のカリキュラムポリシーは「自ら考え、集い、挑み、成し遂げられる力をもった人材」です。

4.医学部の概要

医学部は1974年に創立されました。日本の中で一番新しい医学部の1つです。4つの病院をもっています。現在の学生数は676名。1学年113名で募集していますが、2年生で入る編入学の生徒がいますので、1年生は89名と少なめになります
。 在学生の入試の種類は約2割が付属高校から進学、約3割が編入、そして残りの約5割が一般入試からの入学者になります。東海大学の1つの特徴として、いろいろな年齢の生徒を受け入れていることがあります。もちろん18歳、19歳の生徒もいますが、一番年齢が高いのは52歳です。5年生で臨床をやっています。 40代などはたくさんいます。今までの高校では同じ年の人たちだけが同じクラスにいましたが、大学になるとご両親と同じような年齢の方と一緒に勉強することになります。いろいろな価値観があって、いろいろなことが学べて面白いと思います。

5.医学部のカリキュラム

『良医の育成』
先ほども述べましたが、教育の目標は良医の育成です。
幅広い視野に立ち、広範な知識・確かな技能・豊かな創造性を持つとともに、社会的役割を認識し、人に対する尊厳を忘れない人間性豊かな医師の育成を目標としています。実際にカリキュラムを組む際に①豊かな人間性②社会的役割の認識③倫理的・創造的思考力④医学的知識⑤実戦的技能⑥グローバルな視点の6点を念頭に置いて組んでいます。
1年~4年生までは6割が座学になりますが、1年生のうちから体験してもらおうということで初期病院研修で例えば救命救急センターに当直をしてもらったり、手術室に入ったりして、臨床の現場に入ってもらっています。5年生になるとクリニカルクラークシップを行い、患者さんを受け持ち、その様子を先生たちにプレゼンテーションをしていきます。

6.海外留学制度

臨床実習のなかで、3カ月あるいは1カ月海外の大学で臨床実習をしてもらうことができます。いきなり留学は難しいという学生の場合には、東海大学のハワイにある施設を使って、ハワイ大学の学生などと英語で問診したり、プレゼンをしたりのトレーニングをしたりという外国の医療に触れてもらう機会もあります。

7.臨床研修制度

医師免許取得後、2年間受ける研修です。東海大学では半分ほどは東海大学にのこり、残り半分は他の大学病院にいっています。東海大学の学生は評価が高くなかなか入れないような病院にも採用されていっています。

8.入学試験

一般入試A方式の募集人員は60名。一次試験は2月2・3日。(いずれか都合のよい日を選べます。2日間も受験可能。)二次試験は2月10・11日(選択式)一次試験は英語150点、数学100点、理科1科目選択100点、適性50点。二次試験は小論文・面接。昨年は63名募集。3050名出願で2683名受験。一次合格者は350名、二次合格者265名。正規合格者は63名、繰り上げ合格者は50名、計113名合格。(23.7倍)35%が現役、27%が1浪、残りが2浪以上です。一番多い方で12年くらいの方がいらっしゃいました。出題の傾向は基礎的な問題がメインです。高校のテキストレベルと考えていただければと思います。小論文はA~Dの4段階評価です。Dがつくと不合格ですが、めったにつきません。面接は約10分で、4段階評価です。口頭試問はありません。神奈川県地域枠入試が新設されました。(出身地不問)1次試験はセンター試験になります。
東海大学の対策としては、過去問をやっていただくのはよいと学生も言っています。30年くらい出題傾向は変わっていません。何年分かやると傾向がよくわかると思います。

9.学費

6年間の提示した学費以外は、いただいていません。正規合格者も繰り上げ合格者も同じ金額になります。奨学金もいろいろご用意しております。

10.質問対応

Q.東海大学の初期病院研修では具体的にどのような体験ができるのですか?

A.先ほど見ていただいた通り、手術室に入っていただいたりします。9月に入ると皆さんに体験してもらうのですが、病棟で看護師さんについていって病院では1日がどのように医療行為が行われているのか、体験してもらいます。また、手術室にはいって、どのように医療行為や手術が運営されているのかなども体験してもらいます。その他にも基礎医学研究の研究をしているところにいってもらって、実際に実験を手伝ってもらったり、薬剤部にいって薬がどのようにオーダーされ、調剤されるのか体験してもらいます。基本的にそういう医者になってからなかなか見れないところを、1年生のうちから見てもらいます。

Q.東海大学の入試は、英語の配点が高いですが、英語のできる生徒が求められているということですか?

A.東海大学は理科は1科目ですが、理科は大学に入ってからいっぱい勉強してもらうので、一科目でいいかなと思っています。英語はずっと使うので、できれば、出来たほうがいいと考えています。入試問題を見てもらうとわかりますが、とても問題が多いです。ですが、レベルはそんなに難しくありません。スピードが大事なので、そういうトレーニングをしてください。

Q.東海大学の適性試験で何をみているのですか?
A.適性試験では、頭の柔らかさとか、人に対する思いやりをみます。問題を見てもらうと、半分くらいが数学みたいな問題。対策としては、公務員試験や、就職試験対策のSPIや数的推理の問題を解いていただければと思います。もう半分くらいが論理性を使って、順位をつけていく問題。そういうのをやっています。あらかじめ知識などは必要なく、その場で優先順位をつけてもらい問題や、社会的弱者に対してどう対応したらよいかという問題。これは、優しい気持ちがあればできると思っています。数的処理は多少のトレーニングが必要かもしれません。

Q.適性は面接とも関連があるのですか?

A.適性試験は面接をする前にその代わりにしようと思い、実施してきました。しかし今年度入試から面接を導入しましたので、適性試験の実施については検討していくと思い ます。
 面接で見ているのは、コミュニケーション能力できちんと話をできるのか、普通の対応ができるのかです。最終的な判定は1次試験の順位から二次試験不合格の人たちが抜かされたもので順位発表されていきます。面接で順位は入れ替わりません。ですので、1次試験の点をとることが大事です。合格発表は1次の順位で発表されると考えてください。面接は優しいですよ!とてもフレンドリーな先生方が多いです。

Q.一般編入試験において、1次試験の点数は最終合格まで大きく影響しますか?1次試験突破がギリギリでは、大逆転は難しいのでしょうか?

A.1先ほど一般入試では、1次の試験結果の順に合格を通達するお話をしました。
一般編入試験では、1次試験の結果と2次試験の結果を総合して判定しています。
 2次試験では1次試験結果もふまえて面接などを行いますので影響がないとは言えません。しかし、これまでの例を見ても1次試験の順位を2次試験によって逆転し合格となるケースはよくあります。
 一般編入は多様な方々に入学していただきたく考え、実施していますので、学力だけではなく人物面の評価も重視しています。

【2013年度 入試変更点】

神奈川県地域枠が新設されました。

昨年末に発表された3名の増員が、『神奈川県地域枠入試』という新しい入試枠で募集されることになりました。
そのため、昨年は一般入試が63名募集でしたが、60名の募集になっています。

地域枠の募集ですが、出身地および、出身高校の地域は不問です。
卒業後、神奈川県の指定する医療機関への従事を希望する者を対象としています。