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Special Report 岩手医科大学 入試ガイダンス

岩手医科大学 入試担当顧問
小澤 拓美先生 私立大学医学部の入試担当官と代官山MEDICAL学院長の石井先生の直接対談をレポートします。前年度の入試結果や今年度の入試変更点、学生の様子など、受験に役立つ情報が盛りだくさん。入試担当官からの貴重な情報をぜひチェックしておきましょう!


石井先生(以下Q): 今年度の入試変更点はありますか?
小澤先生(以下A):2次試験が2日に増えたことにより、北里大学とバッティングしなくなりました。岩手医科大学は入試傾向もはっきりしているので対策をしやすいと思います。受験生のみなさんにはぜひチャレンジしていただきたいですね。
Q:岩手医科大学のトピックスを教えて下さい。
A:新しいキャンパスである矢巾キャンパスが開校しました。こちらは日本初の医歯薬3学部が統合されたキャンパスで、研究棟や講義棟も3学部合同となっています。そのため、学部間の連携も高まり、相乗効果が見込めます。
また、最新鋭のMRIを導入しました。この設備1台のために建物を新設した程、特別な設備となっています。これは7テスラのMRIで、磁場が非常に強力です。6月から稼働を開始しています。脳梗塞や脳卒中、また、精神疾患の研究に大きく貢献できる設備のため、国からも大きな予算をいただき、高い評価をいただいています。
Q:今年は震災もありました。
A:実際、大学自体は内陸部にあるので、被害はほとんど受けていないんですよ。
被災地への医師チーム派遣などを積極的に行いました。歯学部もあるので、身元判明作業などにも多く関わりました。
Q:今後の展望を教えて下さい。
A:今年中にはドクターヘリを就航予定です。ドクターヘリが就航されると、岩手県内であればどこへでも30分以内に到着することができます。このように、様々な形で東北の医療に大きく貢献できるよう、今後も努力していきたいです。

◆超高磁場MRI研究の世界的拠点

  • 岩手医科大学では岩手県内でも脳卒中やうつ病が多くみられることから、1997年からMRIを使った脳の臨床研究に力を入れてきました。当時世界に15台しかなかった3テスラMRIを導入し、研究施設を設立。以来、500編を超える英文の論文を作成し、現在は欧米から共同研究の依頼が数多く寄せられる世界的拠点になっています。

◆矢巾キャンパスにフルデジタル受信・多チャンネル送信対応の超高磁場7テスラMRI研究施設を開設

  • 今回新設した矢巾キャンパスには3テスラMRIの倍以上の静磁場強度を持つ超高磁場7テスラMRIを導入しています。フルデジタル受信・多チャンネル送信対応などの次世代機能を備えた機種としては世界初であり、革新的研究を先駆けて進めることが期待されています。

◆200ミクロンの細かい画像が生み出す世界

  • テスラは磁場の強さ(磁束密度)の単位。MRIは高磁場であるほど高画質で、7テスラ型は200ミクロンの超高精細画像を撮影できます。画像になる前の信号も世界で初めてデジタル化したことにより鮮明な画像が可能になり、これまで不可能だった脳梗塞の急性期の血管異常や血流の変化を捉えたり、うつ病などの神経性疾患に関連する神経伝達物質の動きの解明が可能となりました。

◆次世代技術により期待される今後の研究成果

  • 超高磁場7テスラMRIの導入により、超高精細機能形態イメージング、分子イメージングが可能になり、新たな検査手法や解析手法として将来の神経科学や脳神経・精神医学の発展に大きく貢献できるものと期待されます。検査対象も人だけでなく、大動物(サル、イヌ、ネコ)・小動物(ラット、マウスなど)まで広がっています。
    国内2台目に岩手医科大学矢巾キャンパスに設置された超高磁場7 テスラMRI。現在、世界的にみても超高磁場7テスラMRIを用いた臨床応用はほぼ皆無に等しく、岩手医科大学の3テスラMRI導入時から成熟期までに培った基礎研究・臨床研究の経験をもとにした、新たな研究基盤の確立と医療現場への貢献が世界的に期待されています。